Monthly Archives: December 2013

ブドゥグル バリ島の避暑地にあるブラタン湖と美しい花の公園

バリ島の中部に位置するブドゥグルは、バトゥカウ山の北側に位置する標高2000mの高原地帯で、平均気温も年間を通して20°前後の場所です。バリ島南部のリゾートエリアから観光で訪れると10°近くも気温差があり、肌寒さに驚かされ南国にいることを忘れさせられます。

バリ島の避暑地と言えばキンタマーニ高原が有名ですが、中部にあるブドゥグルもキンタマーニ高原と肩を並べる避暑リゾートとして名の知れた場所です。週末を楽しむバリ人や観光で訪れるインドネシア人の姿を多く見かけます。

ブドゥグルの中心地にはリゾートエリアとして人気のブラタン湖があり、ボートでの湖上散歩やカヌー、スワン、モーターボートなどのウォータースポーツも楽しめるほか、のんびり釣りをする人なども見かけます。

1x1.trans ブドゥグル バリ島の避暑地にあるブラタン湖と美しい花の公園1x1.trans ブドゥグル バリ島の避暑地にあるブラタン湖と美しい花の公園

湖畔には花が綺麗なチャンディクニン公園があります。ブラタン湖の西側に位置するチャンディクニンはバリ島の園芸農業が盛んな村で、需要の高い都市部へ生花、野菜などを出荷しております。

手入れのされた緑あふれるチャンディクニン公園と、アメリカネット誌で美しい湖ベスト20に入ったブラタン湖を散策しに、避暑地ブドゥグルまで足を運んでみてはいかがですか。

 

アクセス
バリ島南部クタエリアから北部シンガラジャ方面に3時間、デンパサールから2時間30分。ウブド中心地より1時間30分程度。

 

バリ島市場情報 バドゥン市場とクンバサリはバリ最大級の市場

バリ島の経済を支える中心地、またバリ島の顔でもある州都デンパサールにはバドゥン市場とクンバサリショッピングセンターの二大市場があります。

インドネシア語で『北の市場』を意味しているデンパサールには、その名の通り大きな二つの市場がありバリ庶民の台所と呼ばれ生活の匂いを肌で感じることのできる場所です。

バドゥン川に架かる短い橋を渡ることで容易に行き来できる二つの市場では、生鮮食品、バリ島産の菓子、衣類や生活用品、また民芸品などが所狭しと並べられており、ここで買えないものはないと言われるほどの品数に圧倒させられます。

バドゥン市場、クンバサリ市場のどちらも1階には野菜、果物などの食品が中心で2階、3階には衣類や民芸品が置かれております。どの品物も値段の交渉は可能ですが、現地のバリ人の人達が殆どの場所なのでインドネシア語が基本のようです。

1x1.trans バリ島市場情報 バドゥン市場とクンバサリはバリ最大級の市場

1x1.trans バリ島市場情報 バドゥン市場とクンバサリはバリ最大級の市場

たくさんのチャナン(お供え物)が売られている店が何軒かあります。以前はそれぞれの家庭で作られていたチャナンですが、最近では忙しく作る時間がないバリの人達も多くなり、このような店で購入していくそうです。

 

1x1.trans バリ島市場情報 バドゥン市場とクンバサリはバリ最大級の市場

こちらは生肉を取り扱う店です。アジアの市場という雰囲気が存分に味わえますが、どこからか匂ってくる独特の香辛料の香りと折り重なってかなり強烈です。

バドゥン市場、クンバサリショッピングセンターを目的に訪れる観光客は少ないですが、デンパサールの街歩きとしてププタン広場、バリ博物館、ジャガナタ寺院と一緒に訪れてみてはいかがですか。

 

アクセス
国際空港から30分、クタエリアから30分、サヌールから20分程度。デンパサールの中心地ププタン広場から徒歩10分程度。

 

ブキッサリ寺院 神聖な猿が住むバリ島のパワースポット寺院

バリ島の繁華街であるクタエリアから北上すること1時間程の場所にあり、サンゲと呼ばれる村の近くに神聖な猿達が生息するパワースポット『ブキッサリ寺院』のモンキーフォレストがあります。

モンキーフォレストと言えばウブドにある自然保護区が知られていますが、ブキッサリ寺院で暮らす猿の数は500匹以上と言われ生息数ではこちらの寺院が上回っております。神聖な猿が多く住む寺院ですのでパワースポットと呼ばれているのも納得できます。

ブキッサリ寺院は13世紀に建立された寺院でその昔、バリに幾つかの王家が存在していた時代にこの地を治めていたメングウィ王家によって建てられ、バリヒンドゥー教の三大神であり繁栄を司るヴィシュヌ神を祀った寺院です。

寺院の正面に建てられている恐ろしげな石像を横目に中へ入ると、太陽の光が届かないくらいの森林が広がります。パワースポットと呼ばれる場所だけありなんともスピリチュアルな雰囲気を漂わせております。

1x1.trans ブキッサリ寺院 神聖な猿が住むバリ島のパワースポット寺院

1x1.trans ブキッサリ寺院 神聖な猿が住むバリ島のパワースポット寺院

森林浴をしながら涼しい寺院の中をぐるっと一周歩いていると、南国のバリ島にいることを忘れてしまいます。綺麗に手入れされているので歩きやすく安心して散歩できますが、たくさんの猿達が暮らす森ですから食べ歩きなどは危ないので注意して下さい。

 

アクセス
バリ島南部エリアからブドゥグル方面。
ヌサドゥアから1時間10分、クタから55分、デンパサールから40分程度。

 

サムアンティガ寺院 バリヒンドゥー教の三大神が奉られている寺院

バリヒンドゥー教の三大神であるシヴァ神、ヴィシュヌ神、ブラフマー神が奉られているウブド近郊でも大きな寺院で歴史的にも重要なサムアンティガ寺院。

サムアンティガとは『三人が集まる』という意味を持ちます。11世紀にウダヤナがバリの王様だった時代に権威あるバリ宗教家達がこの場所に集まり会議を開き、バリヒンドゥー教はこれよりシヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマーの三人の神を祀ることで合意し会議での決定となりました。

由緒あるサムアンティガ寺院ですが、1917年バリ島の南部を震源とする大地震の影響で寺院は崩壊し、現在見ることができる建物は大地震の後に造られた物です。敷地の中にある建物の屋根はバリ島では『神聖な草』と伝えられているアランアランと呼ばれるワラぶきで造られており、これはバリ島のホテルなどにあるガゼボなどいろいろな場所で目にすることが出来ます。

1x1.trans サムアンティガ寺院 バリヒンドゥー教の三大神が奉られている寺院

 

サムアンティガ寺院で見られるレリーフ(石の彫刻品)や装飾品はどれも美しく見事です。また立派な造りの正面門は有名なバリの画家により設計され建造されたものです。

1x1.trans サムアンティガ寺院 バリヒンドゥー教の三大神が奉られている寺院

サムアンティガ寺院へはウブドの中心地(ウブド王宮)から15分程度の距離で、この近辺には古代遺跡で有名なゴアガジャ、子宝にご利益のあるプセリンジャガッ寺院、世界最大の銅鼓があるプナタランサシ寺院などがあります。バリ島でも重要で由緒ある寺院がこの地域には点在しておりますので、ウブド観光と寺院巡りとしてプランに取り入れてみてはいかかですか。

 

アクセス
バリ島南部ヌサドゥアから80分、クタエリアから60分、サヌールから40分。ウブド王宮(サレンアグン宮殿)から15分程度。

 

バリ島のお葬式『ガベン』 一度は見てみたいバリヒンドゥーの儀式

バリ島を観光する中で見ておきたい儀礼の一つにお葬式(ガベン)があり、バリのカレンダーでガベンに適した日取りの時には遭遇する確率も高くなります。

バリヒンドゥーには五つの儀礼があり、出産や結婚式などの人間の儀礼、オダランやガルンガン、クニンガンなどの神の儀礼、地下の世界に存在する神々の儀礼、司祭になるための儀礼、それと死者の儀礼があります。

死者の儀礼であるお葬式(ガベン)は、ピトロ・ヤドニョ(死霊を意味する)と呼ばれ死者の魂を浄化し、先祖の霊神として祀りあげるまでの儀礼を言います。何度も生まれ変わる輪廻転生を信じるバリヒンドゥーの人々は、現世を試練である修行の場と考え、日々の行いの結果により来世に安らぎが待つと信じられています。

現世での修業を終え来世の世界へと旅立つ死者を見送る儀礼(ガベン)は、とてもお葬式とは思えないほどの華やかさを感じます。悲しみに暮れる遺族の姿も当然ありますが、にこやかに村を練り歩く人々を見ると、現世を全うし天界へと送りだす喜びの儀式ということを改めて痛感させられます。

1x1.trans バリ島のお葬式『ガベン』 一度は見てみたいバリヒンドゥーの儀式

1x1.trans バリ島のお葬式『ガベン』 一度は見てみたいバリヒンドゥーの儀式

このあと火葬の儀式が行われ遺灰は海へと流されます。14世紀頃までは土葬でしたがそれ以降の一般的なガベンは火葬となりました。ですが現在でも火葬はせず風葬(自然に土に戻る)が行われている村もあります。風葬の村として有名なのが、バトゥール湖の湖畔近くにあるバリアガ(先住民族)が暮らすトルニャン村です。

お葬式のスタイルもその国によって全く違ったものとなります。日本のお葬式とは正反対の盛大で華やかなバリの葬儀を一度ご覧になってみて下さい。

 

ゴアラワ寺院 バリ島のコウモリ洞窟寺院・スマラプラ郊外

インドネシア語で、コウモリの洞窟を意味する『ゴア・ラワ寺院』は1007年に高僧であるウンプ・クトゥランによって創建されたバリ島のヒンドゥー寺院です。現在見ることができる寺院は2007年に修復されたものです。

バリ島に住むヒンドゥーの人々は、葬儀の後に『モムクル』といって、海と山の神様に仏様を連れていき魂を清めるという風習があり、その場所の一つとして『ゴア・ラワ寺院』の存在があります。寺院に入ると正面に3つの門があり、一般の人は右側を入口、左側を出口として使用します。真ん中の門は神様の通り道となるため通常は使われません。

寺院の奥へと進むと目の前に洞窟が現れ、その中には数えきれないくらいのコウモリが生息しています。バリ島のコウモリの洞窟と呼ばれている『ゴア・ラワ寺院』です。たくさんの糞などでけっして綺麗と呼べるものではありませんが、神聖な場所にいる神聖な生き物としてバリの人達から崇められております。

1x1.trans ゴアラワ寺院 バリ島のコウモリ洞窟寺院・スマラプラ郊外

1x1.trans ゴアラワ寺院 バリ島のコウモリ洞窟寺院・スマラプラ郊外

一番奥にあるゴアラワの洞窟ですが無数に見える黒い固まりがコウモリの群れです。あまりのコウモリの数に気味悪さを感じてか、短い時間でその場を退散してしまう観光客も少なくありません。

ですがこの洞窟は数キロ先にあるヒンドゥー教の大本山であり、母なる寺院と呼ばれるブサキ寺院に続いていると言われており、バリの人達にとっては最も神聖なヒンドゥー寺院の一つに数えられます。

寺院の見学は1時間位かと思いますが、近くには塩田で有名な『クサンバ』や、もう少し先に足を延ばすと織物の村『トゥガナン』他には『チャンディ・ダサ』などの観光地があります。バリ島の東部地域を巡るツアープランを立ててみてはいかがでしょうか。

 

アクセス
バリ島の中心地デンパサールより1時間、クタエリアより1時間30分、東部の海岸線をチャンディーダサ方面に進みます。ウブド中心地からはスマラプラを抜け海岸方面へ1時間20分程度。

 

クルタゴサ バリ王朝時代の最高裁判所・タマンギリ庭園

クルタゴサはかつてバリ王朝時代に繁栄したクルンクン王国の最高裁判所として使われていた場所です。クルンクン王の時代(18世紀~20世紀)から1908年のオランダ軍による進撃で破壊された後も、この場所で数十年にわたり使われ続けてきました。

王宮のあった敷地の中に裁判所を設置し、解決が難しい争いごとや揉め事などをここで裁いていたと言われております。造りはクルンクン時代の独特の建築様式で、敷地内にあるバレカンバンと同様に壁のない東屋風で造られています。

裁判所という重々しいイメージとは違い、心地よい風が吹き抜けるバレ(バリ建築)の建物ですが天井に描かれている200枚を超える絵には、いわゆる地獄絵と呼ばれるものが書かれております。

バリ建築の建物と地獄絵が妙にアンバランスな部分を感じますが、この数百枚以上にもなる地獄絵は下から上に向かう列ごとにより異なるテーマをもって描かれているそうです。描かれている絵は『カサマン様式』と呼ばれるスタイルで、スマラプラ近くにあるカサマン村が発祥であり、バリ島に伝わる唯一の伝統的な絵画様式です。

バリ島の寺院や王宮などで目にすることが多く、ラーマーヤナ、マハーバーラタといったバリ舞踊でも使われるものをテーマとし、細かく決められた色や顔の向きなどを平面的に描く技法です。

スマラプラ王宮跡地は複合の施設となっていてクルタゴサ、バレカンバン、博物館があり、これらが入る敷地全体をタマンギリ庭園と呼んでいます。バリ王朝時代の繁栄を伝える歴史的にも重要な建造物を見学してみて下さい。
1x1.trans クルタゴサ バリ王朝時代の最高裁判所・タマンギリ庭園

アクセス
バリ島南部クタエリアよりチャンディーダサ方面に1時間30分、デンパサールより1時間、ウブド市街地より1時間程度。

 

バリ王族の休憩所 タマンギリ庭園にあるバレカンバン

バレカンバンとは水の上に浮かぶ東屋(あずまや・休憩所)を意味しており、バリの王様が昼食の時、この建物でくつろいだと言われている場所です。

当時のバリ王朝時代の繁栄を見る事が出来る歴史的建造物のこの場所は、1710年にゲルゲルの町を王都としたゲルゲル王朝がクルンクン(現在のスマラプラ)に都を移した際に造られた王宮です。1908年にオランダ軍の進撃により王宮は壊されてしまい、現在の跡地はその後に修復され復元されたものです。

王室の休憩所であるバレカンバンは、タマンギリ庭園の敷地内でも大きく目立つ建物です。周囲をハスの池に囲まれていることや、スマラプラ特有の壁のない造りが常に爽やかな風を運び、王室の人達が気持ちよくここで休んでいる様子を想像することができます。

バレカンバンの天井にある絵の数々は、バリ島に住む庶民の生活を題材とした物、またバリ舞踊にもある古代インドに伝わる『ラーマーヤナ』やジャワ島の勇敢な若者の神話など優しい絵が描かれております。

気持ちよく吹き抜ける風と、神話の世界をモチーフにしたバレカンバンの絵を見ながらバリ王室の憩いのひと時を感じてみて下さい。

アクセス
バリ島南部クタエリアから東部チャンディーダサ方面に1時間30分、ウブドの市街地から1時間程度。