Monthly Archives: November 2013

バリ島のコーヒー農園 キンタマーニ高原に向かう途中で試飲休憩

バリ島の中でもウブド、キンタマーニといえば人気の観光コースになっておりますが、その途中にコーヒーの無料試飲ができるコーヒー農園があります。ウブドの市街地から15分位の場所の道路沿いで、大きな駐車場も完備しており立ち寄りやすい場所となっています。

コーヒー農園に限らずとも、バリ島の地方へ行けばコーヒーの木はたくさん自生しているので注意して探せば見ることができます。コーヒーの木を持った家もあり自宅で焙煎して飲んでいたバリ人も以前は多くいたそうです。

こちらのコーヒー農園では、焙煎している様子から出来あがったコーヒー豆を砕いて粉末にする過程までを見ることができます。簡単に焙煎しているように見えるのですが、この工程がとても重要で火加減や炒る時間などにより大きく味が変わってしまうらしいです。

1x1.trans バリ島のコーヒー農園 キンタマーニ高原に向かう途中で試飲休憩

1x1.trans バリ島のコーヒー農園 キンタマーニ高原に向かう途中で試飲休憩

1x1.trans バリ島のコーヒー農園 キンタマーニ高原に向かう途中で試飲休憩

 

農園の敷地内にはジャコウネコも見学できます。幻のコーヒーで有名なコピ・ルアクの『生みの親』で、このジャコウネコが食べたコーヒー豆が消化されずに排出されたものを焙煎します。体内の消化酵素の働きにより発酵され、香りが増しコピ・ルアク独特の風味に仕上がります。

1x1.trans バリ島のコーヒー農園 キンタマーニ高原に向かう途中で試飲休憩

 

バリ島を含めインドネシアはコーヒーの産地として知られています。栽培に適した場所はコーヒーゾーンと呼ばれている赤道近辺の場所で、温暖な気候と適度な冷気、水はけの良い火山質の土壌、程良い降水量などが欠かせない条件と言われております。良質の豆が育つために必要とするこれらの条件が整ったキンタマーニエリアはまさにコーヒーの栽培には適した土地です。

コーヒー農園ではいろいろな種類のコーヒーや紅茶を小さなグラスに入れて試飲させてもらえます。ウブドからキンタマーニに向かう途中、休憩を兼ねて眺めの良いテラス席に座って無料試飲はいかがですか。

 

アクセス
バリ島南部クタエリアから75分、サヌール地区から60分、ヌサドゥア地区から100分程度。
東部リゾートエリアのチャンディーダサから60分程度の場所。

プセリンジャガッ寺院 バリ王朝時代に創建された寺院で子宝祈願

バリ島には数多くの寺院がありますが、その中でもプセリンジャガッ寺院は子宝に恵まれる寺院と伝えられている場所です。由来を知る人が少ないせいか観光を目的として訪れる人は少なく、普段はひっそりとしていて時間の止まったような厳粛な雰囲気の中、静かに地元に住むバリの人達が手を合わせに訪れています。

プセリンジャガッとは『世界の中心』の意味で、かつてここはバリ王朝時代のペジェン王国の中心地でした。プセリンジャガッ寺院の創建は1329年で、この時がペジェン王朝の最盛期であったため『世界の中心』と呼ばれたものです。

立派な割門をくぐって見えた敷地は思っていたよりも広さを感じます。目立った大きな建物やメル(ヒンドゥー寺院に見られる何層にも重なった塔)などはありませんが、子孫繁栄や平和を意味する石造りのリンガ(男性の象徴)とヨニ(女性の象徴)の前ではお祈りをする若い人たちの姿を見かけます。

1x1.trans プセリンジャガッ寺院 バリ王朝時代に創建された寺院で子宝祈願

1x1.trans プセリンジャガッ寺院 バリ王朝時代に創建された寺院で子宝祈願

プセリンジャガッ寺院へはウブドの中心地から車で10分程度の距離にあります。賑やかな市街地を観光したあと、緑が鮮やかな芝生の上に立ち並ぶバリヒンドゥー寺院を静寂感の漂う雰囲気の中で歩いてみると落ち着いた気持ちになれます。ペジェン王朝時代に創建された歴史ある古い寺院を見学してみて下さい。

 

バリ島産の果物 キンタマーニ高原の近くにある『みかん』農園

バリ島では村々により得意とする工芸品があるように、果物もその土地によって作られている物が異なり、売られている品物を見ればその場所で収穫されている物が分かります。キンタマーニ高原に向かって車を走らせていると、点々と『みかん』を販売しているお店を見かけますが、いわゆるキンタマーニみかんと呼ばれるものでこの産地が得意としている果物です。

みかんの栽培と言えば温かく温暖な気候の土地で作られるものと思われますが、バリ島ではキンタマーニ高原近くの高所で栽培されています。キンタマーニ高原と言えばバリ島の避暑地とも呼ばれ年間を通して涼しい場所ですが、暑すぎる市街地に比べれば最も適した土地なのでしょう。

1x1.trans バリ島産の果物 キンタマーニ高原の近くにある『みかん』農園

もちろん試食もできます。何度も品種改良を重ねて作られた日本の『みかん』に比べれば甘さという面では劣るかもしれませんが、爽やかな酸味と甘さがあり美味しかったです。写真の大きくて青いみかんの方は、より甘くてジューシーらしいです。

 

1x1.trans バリ島産の果物 キンタマーニ高原の近くにある『みかん』農園

このお店でみかんを売っていたのは、まだ中学生くらいの子供でしたが、学校から帰って店番の手伝いをしている親孝行な息子さんでした。屈託のない笑顔がなんとも可愛らしかったです。

通り道には、見た限りでも10軒から20軒くらいのお店があります。キンタマーニ高原に観光で行かれる方は、途中で少し寄り道してバリ島で取れたての『みかん』を食べてみてはいかがですか。

 

ププタン広場 バリ庶民の憩いの広場とその歴史

バリ島の経済を支える中心地であるデンパサールにあるププタン広場は、東西に150m、南北に200mの広さで週末になると庶民の憩いの場所として多くのバリ人の姿を目にします。

憩いの場所であるププタン広場ですが、中には壮絶な歴史を物語るモニュメント(ププタン記念碑)が建てられており、この広場の象徴になっています。記念碑にかたどられた像は、槍とクリスと呼ばれる短剣を手に持ち天へとかざした物で、3人の勇敢な兵士達の中にはアクセサリーを手にしている女性兵の姿もあります。

オランダに金銭を要求されていたバドゥン国王(バリ八大王朝時代の一人)は、支払いに応じず2年もの間ずっと拒否の姿勢を貫きました。 怒りが頂点に達したオランダは1906年に大勢の軍隊をバドゥンの首都であるデンパサールへと送りこみ戦いへと発展していきます。

オランダ軍の武器は銃、バドゥン軍の武器は槍と短剣であり、戦いに勝敗が見えるのも時間の問題です。敗戦を悟ったバドゥン国王はこの時に死を覚悟したププタン行進を命令します。

銃を構える軍隊と勝てる見込みのない武器を持った兵士がにらみ合う中で、降参を促し威嚇の射撃をするもひるまずバドゥンの兵士達は敵へと行進していきました。デンパサールのププタン行進で犠牲となった兵士は数千にも上ったと言われております。

1x1.trans ププタン広場 バリ庶民の憩いの広場とその歴史

1x1.trans ププタン広場 バリ庶民の憩いの広場とその歴史

 

バティック バリ島のお土産で人気の染め物 バッグや雑貨

『バティック』とはロウけつ染めの布地で、インドネシアの中でも特にジャワ島の歴史が古く、別名『ジャワ更紗(さらさ)』とも言われています。更紗(さらさ)とはインド発祥で木綿の布地に文様を染めた物であり、ジャワ産の物は古典的な柄が多く細かい模様で落ち着いた色合いに対し、バリ産の物は花など大きな模様で色鮮やかに描かれているのが特徴的です。

1x1.trans バティック バリ島のお土産で人気の染め物 バッグや雑貨
バティックの作り方には手描き染めのトゥリス、型押しのチャップ、手描きと型押しの合わせたコンビナシ、プリントの4種類の方法があり、プリント以外は1枚1枚丁寧に染めていきます。

手描き染めの『バティック・トゥリス』はチャンティンという道具を使って溶かしたロウを流し、布に柄を描いていく方法です。型押しのチャップは真鍮などで図柄の型を作り、それにロウを付けて布に型を押していく方法です。柄が途切れないよう重ねていくにはそうとうな技術が必要で、まさに手先の器用なバリ人の職人技とも言えます。

1x1.trans バティック バリ島のお土産で人気の染め物 バッグや雑貨その後、布に色を染めていくのですが、その工程が細かく複雑ほど高価な物で、以前は染料も藍や茜など天然の植物を使用しておりましたが、今では人工の染料を使っているのがほとんどだそうです。

 

1x1.trans バティック バリ島のお土産で人気の染め物 バッグや雑貨

バリ島では腰に巻くサルンとして使用することの多いバティック。その模様も鳥や動物から自然の景色までさまざまですが、サルン以外にもバリ島の土産物としてスカーフや小物入れ、バックなど手軽に使える物もありますので手に取り、柄を見ながら探すと楽しめます。

バリ島の中でもバティックの村として有名なのがトパティです。南部のリゾートエリアからも近くウブドへ観光に向かう途中で立ち寄ることのできる場所です。大きな店舗も多くバティックの種類も豊富に取り揃えておりますのでお気に入りの一品が見つかると思います。また制作過程が見学できる工房もありますので買い物のついでに是非ご覧になってみて下さい。

 

クサンバの塩 バリ島のお土産に人気の美味しい塩

バリ島南部のリゾートエリアから、東部の海岸沿いをチャンディーダサ方面に1時間30分くらい走った場所に小さく見落としてしまいそうな看板が目印のクサンバがあります。かつてバリ島で起きた惨事の一つであるアグン山の噴火の時に流れ出た溶岩流がこの地まで押し寄せたそうですが、現在の景色からその痕跡は見当たりません。

1x1.trans クサンバの塩 バリ島のお土産に人気の美味しい塩

クサンバは塩田の村として有名で、バリ島内はもちろんですが日本をはじめ他の国からも塩を買いにくる人達がいるほどです。塩作りは揚げ浜式塩田と呼ばれる初期タイプの塩田で、天秤棒を肩に担ぎ海水を汲みに何度も往復します。

汲みあげられた海水を整えられた黒砂の塩田に撒いていきます。以前はクサンバの村にたくさんの塩田があり海水を撒く多くの人達を目にしたそうですが、近年では後継者不足となりその数も随分と少なくなったそうです。

たっぷりと塩分を含んだ砂ごと小さな小屋に運び、ろ過しかん水(塩分を含んだ水)を作ります。この後、かん水はヤシの木を縦に切った桶のような形をした場所に移され、太陽と自然の風とで時間をかけじっくり干されます。

1x1.trans クサンバの塩 バリ島のお土産に人気の美味しい塩

1x1.trans クサンバの塩 バリ島のお土産に人気の美味しい塩

干され取り出された結晶を集め、さらに干すことによりミネラル豊富なクサンバの塩が完成します。この伝統的な塩作りは重要な干しの作業があるので、降水量の少ない乾季の時期に集中的に行われ1日に約10キロの塩の結晶が作られます。

クサンバの塩は結晶の粒が他の物と比べて大きいのが特徴で、その味もまろやかで美味しくミネラルも豊富で健康に良いとされています。用途もさまざまで調理用としては当り前ですが、入浴剤として使用したり、お清め用などに使っている方もいるようです。

 

バトゥブラン バリ島の工芸品 石彫り

バリ島の南部リゾートエリアからウブド方面に北上していく街道沿いに、バリ伝統工芸品の一つで有名な石彫刻の村バトゥブランがあります。工芸街道と呼んでもいいくらい、この街道沿いでは石彫刻以外にも村それぞれが得意としている工芸品、民芸品を生産しています。

1x1.trans バトゥブラン バリ島の工芸品 石彫り

バトゥブランで作られる彫刻の多くは、神々の石像や寺院などで使われる装飾品が殆どでした。軽いものではないのでバリ島観光のお土産には適しておりませんでしたが、近年では小さなレリーフ(浮き彫り細工)や置物なども制作し販売しています。

並べられている彫刻はどれも精巧で匠の技が光る作品ですが、バリの彫刻師達はこの技法を専門的な学校などで教わるのではなく、子供の頃から見よう見まねで石を彫り体で覚えていきます。親から教わることの出来ない子供は近くの工房などに見習いとして働き腕を磨きます。

1x1.trans バトゥブラン バリ島の工芸品 石彫り

石像の制作には3週間から大きいものでは1カ月以上もかかり、その殆どがバリ島の寺院などに納められます。バリの寺院にある門などで見られる守護神の像はバトゥブランで作られている物が多く、この彫刻に使用され材料となる石は灰色の火山岩で、パラスと呼ばれる物で非常に軽くて軟弱な素材です。

デリケートな素材を見よう見まねで体に植え付けた技術で、これほど精巧な作品を作り上げるのですから、バリの人達がいかに手先が器用か納得させられます。

 

 

アシタバ バリ島のお土産に人気のアタ製品

バリ島が発祥とされるアタ製品の専門店で、クオリティーの高さやデザイン性の美しさで圧倒的な人気を誇るアシタバは観光客に人気の工芸品です。

1x1.trans アシタバ バリ島のお土産に人気のアタ製品

アシタバで売られているアタ(別名アトゥー)製品のバッグは、トゥガナンバッグとも呼ばれておりその材料となる素材は、バリ島の東南部地方にあるトゥガナン村で作られております。アタとはバリ島をはじめジャワ島、ロンボク島などに生息するシダ科の植物です。

その『つる』にあたる茎の部分を乾燥させ、何等分にも裂いた物を熟練したバリの職人達が細かく丁寧に編みこんでいきます。編んだものは再び飴色に変わるまで太陽の下で乾かします。編む作業は見た目には地味なものですが、非常に重要な工程で一つ一つを細かく均一に整えていかなくては美しい完成品にはなりません。アシタバで働く職人の技術の高さと、生まれ持ったバリ人の器用さのなせる技なのでしょう。

乾燥させた物を再びココナッツの汁が付いた殻を燃やし燻していきます。この燻しの作業は防虫効果や防カビ効果に繋がることはもちろんですが、アタ製品である独特の香ばしい匂い、美しい飴色へと仕上げる重要な行程です。

使い込む程により深い味わいの出るアタ製品は、非常に丈夫で使い方にもよりますが数十年は持つと言われておりその耐久性も自慢の一つになっています。バリ島にある市場や土産物店などでもよく見かけるアタ製品ですが、中には残念なことに粗悪な品物も置かれています。

熟練の職人が作るクオリティーの高いアタ製品を求めるならやはりアシタバをお勧めします。バリ島内に4店舗を展開しており、それぞれに手作りの温もりが伝わる編みカゴやランチョンマットなど、幅広いデザインとラインナップが揃っています。

1x1.trans アシタバ バリ島のお土産に人気のアタ製品

 

アシタバでは制作過程が見学できる工房のある店舗もあります。有名店ですが大きな工場を見学と言うものではなく、小さな工房ですので買い物ついでにご覧になって頂ければ良いと思います。

 

スマラプラ バリ島東部で最大の町

バリ島の南部リゾートエリアからチャンディーダサ方面に車で1時間30分、ウブドからは1時間弱ほどの場所に、かつてのバリ王国の中心的な場所スマラプラがあります。

スマラプラと言う名称が公式ではありますが、1995年まではクルンクンの名称で、バリに住む現地の人々はクルンクンと一般的に呼んでおります。スマラプラの特産品は更紗(さらさ)と言いインド発祥の染物の布製品で土産物屋、ショッピングセンターで売られております。

スマラプラの中心地には大きな石のモニュメント『ププタン記念碑』があり、これはかつてオランダ軍と最後まで戦ったクルンクンのデワ・アグン王と、命を落とした英雄の人達を追悼する記念碑となっております。また中心地の交差点には壮絶な戦いで見られたププタン自決の行進像を表す義勇軍の石像があります。

自決の行進とは19世紀半ばより勃発したオランダ軍との戦いの際、敗戦を覚悟した兵たちが死を恐れることなく敵に向かっていく行動で、降伏し辱められるよりは誇り高き死を選ぶというものです。これは今でも語り継がれるバリ伝説の一つになっています。

ウブドから東部の海岸方面へと観光される方などは、途中スマラプラで少し寄り道して記念碑やモニュメントを見学してみてはいかがですか。寄り道した後、車を東に走らせるとウンダ川に架かる橋を渡りますが、この橋はバリ島で一番長い橋です。